収益は816.9百万ユーロと目標に沿って成長
- 収益は5%増の816.9百万ユーロ
- 恒常為替レートでの収益は2%増の6百万ユーロ
EBITDAは新規・売却事業調整後ベースで前年比増となる111.5百万ユーロ
在庫の大幅な減少により、フリーキャッシュフローは28.3百万ユーロと大幅に改善し、純負債は280.5百万ユーロに減少(IFRS第16号による影響を除く)
2020年:グループ主導の価値創出戦略を継続
-
- インターベンショナルイメージング・セグメントの大幅な成長
- 「Cost to Win」費用削減計画の継続
- gadopiclenolのフェーズIII試験の終了
- 在庫削減計画の継続
2020年度の展望:現時点で当社の事業活動への影響は軽微ながら、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行対策を巡り不透明
2020年3月24日 ヴィルパント-医用画像領域の世界的リーダーであるゲルべ社(FR0000032526)が、2019年の連結決算を発表しました。
2020年3月24日付けで、2019年度の財務諸表が取締役会により承認されました。監査は終了し、法定監査報告書が発行される予定です。
いずれの事業セグメントも成長
報告収益は、プラスの為替効果の11.3百万ユーロを含めると、前年比3.5%増の816.9百万ユーロとなりました。恒常為替レート(1)での収益は2.0%増の805.6百万ユーロでした。CMDS(造影剤とデリバリーシステムズ)より引き継いだ下請契約に関連する事業活動が減少したことによる影響を除くと、2019年度の恒常為替レートでの収益の成長は3.7%となります。
画像診断事業の売上高は恒常為替レートで711.0百万ユーロ( 3.0%)、現在の為替レートで719.5百万ユーロに増加しました。
- MRI(2)セグメントの新規・売却事業調整後ベースの売上高は、2018年度の272.0百万ユーロに対し、恒常為替レートで271.4百万ユーロ(現在の為替レートでは275.0百万ユーロ)となりました。2019年度の事業活動は、Optimark®の市場からの計画的撤退による影響を受けました。Optimark®の影響を除くと、MRIの売上高は恒常為替レートで1.6%増加しました。
- CT/Cath Lab(2)の2019年度の売上高は、Optiray®の売上高の二桁成長により、恒常為替レートで5.2%増の439.5百万ユーロ(現在の為替レートでは444.6百万ユーロ)となりました。この堅調な成長は、Xenetix®の安定した売上とともに当該セグメントにおける当社の市場浸透度を裏付けています。
インターベンショナルイメージング事業は、現在グループの収益の9%強に相当しています。同事業の収益は恒常為替レートで12.5%増の73.5百万ユーロ(現在の為替レートでは75.5百万ユーロ)となりました。
主に将来的な成長への支出が当年度に影響
2019年1月1日から連結財務諸表におけるリースの認識にIFRS(国際財務報告基準)第16号の適用が開始されました。当社は簡素化された修正遡及アプローチを使用してこの基準を適用したため、過年度の修正再表示は行っていません。比較目的で2019年度はIFRS第16号適用後の数値の後に適用前の数値を表示し、2018年度の数値との比較を可能にしています。
|
|
2018年度 |
2019年度(IFRS第16号適用後) |
2019年度(IFRS第16号適用前) |
|
売上高 |
789.6 |
816.9 |
|
|
EBITDA(3) 売上高に占める割合 |
110.6 14.0% |
111.5 13.7% |
101.8 12.5% |
|
営業利益 売上高に占める割合 |
69.9 8.9% |
51.7 6.3% |
51.6 6.3% |
|
純利益 売上高に占める割合 |
46.8 5.9% |
37.3 4.6% |
37.6 4.6% |
|
純負債 |
308.7 |
296.5 |
280.5 |
報告されたEBITDAは合計111.5百万ユーロとなりました。これには、IFRS第16号の適用によるリース料の消去(9.7百万ユーロ)が含まれます。
EBITDAの変動は、2018年度および2019年度に発生したいくつかの特定事由によって説明がつきます:
2018年度のEBITDAには、在庫の再評価による特別利益の12.8百万ユーロ、アルゼンチンの販売事業の売却による5百万ユーロ、および使用期限を過ぎた在庫の廃棄費用の8百万ユーロが含まれています。
2019年度のEBITDAには以下が含まれています:
日本での自販開始、インターベンショナルイメージング事業の展開に要するリソースの増加、およびgadopiclenolのフェーズIII試験に関連する費用の増加に伴って発生した追加費用の約12百万ユーロ。2019年度に発生したフェーズIII試験の費用は合計で約7百万ユーロでした。
サプライヤー(特にMallinckrodt)との紛争の解決、CEOの退職に伴う報酬、および11月のダブリンにおける出来事に関連する特別費用の9百万ユーロ。この出来事により在庫水準に影響が出るため、2020年度上半期のOptiray®の売上高は影響を受ける見通しです。
最後に、EBITDAはCost to Win計画の実施による厳格な費用管理(8百万ユーロの費用が削減されると見積もられています)が奏功して増加しました。この費用削減計画は、2021年度に効果が最大限発揮され始めると予想されています。
2019年12月31日時点で、営業利益は合計51.7百万ユーロとなりました。
純利益は、2018年度の46.8百万ユーロに対して37.3百万ユーロとなりました。同数値は、実効税率の27.1%への有利な変化を組み込んでいます。
健全な財務体質および1株当たり0.70ユーロの配当支払い
IFRS第16号の適用に伴い、グループはリースした不動産の使用権資産の16百万ユーロ(純額)を認識したため、計上する非流動資産が増加し、金融負債が増加しました。
フリーキャッシュフローは2019年度に大幅に増加しました。これは特に、グループの在庫削減の取組みの成果であり、2019年度の純負債は約28百万ユーロ減少しました(IFRS第16号による影響を除きます)。IFRS第16号による影響を含めると、純負債は合計296.5百万ユーロとなります(IFRS第16号による影響を除くと、279.2百万ユーロ)。
なお、当社は既存債務を借り換えるために、2019年2月13日に500百万ユーロの与信契約(5年間)を締結しました。2019年12月末時点で、純負債/EBITDA倍率は2.75倍(IFRS第16号による影響を除きます)となっています。したがって、見通しのきかない環境下にあっても、グループは所要流動性を満たすだけの強固なバランスシートと十分な銀行与信枠を有しています。
業績の質を考慮し、またCOVID-19の世界的大流行による公衆衛生上の危機と経済的危機という状況下にありながら、取締役会は2020年5月29日の総会で株主に対して1株当たり0.70ユーロの配当を提案する予定です。
2020年度の展望
COVID-19流行対策とその経済への影響により、2020年度の見通しは不透明ですが、これまでのところ当社の事業活動への影響は軽微です。現在もグループの最優先課題が従業員の健康であることに変わりありません。このことを念頭に、当社は従業員の安全を確保しながら事業の継続性を促進し、すべての重要な事業活動を維持するために複数の計画を導入しています。
当社は従業員の安全を最優先事項として維持しながら、自社の特殊製品を市場に供給し続けることに全力を注いでいます。こうした製品の中には治療的に大きな効果を有する医薬品として認められているものもあります。中国でのCOVID-19による影響は限定的となる見通しですが、欧州のサプライチェーンへの影響は依然として極めて不透明であり、パンデミック対策の期間に大きく左右されるでしょう。しかし、重要な原材料の現在の在庫は、今後数週間にわたって生産を十分確保できる水準にあります。今のところ、世界各地にあるグループのすべての生産拠点では通常通り事業が行われており、すべての販売センターから場所を問わずすべてのお客様に向けて注文品が発送されています。
COVID-19の状況にかかわらず、私たちは以下の好調な業績を背景に今後も収益成長を維持すると予想しています:
- Lipiodol®
- 注射用造影剤の消耗部品
- デジタル・ソリューションおよび販売後のサービス
- 徐々に加速するAccurate社のマイクロカテーテルの販売
一方で、以下の不透明要因が収益成長の重石になる可能性が高いと思われます:
- 米国のジェネリック導入によるDotarem®の成長鈍化。この影響は欧州とアジアにおけるDotarem®の成長機会によって一部緩和されますが、同製品の成長は鈍化するでしょう。
- フランスにおいて2つの措置が施行されること。1つ目は2019年社会保障財政法第66条であり、これにより、個人の医療保険の償還額はジェネリック薬品の薬価ベースになります。2つ目は、ヨード系薬剤の販売価格の引き下げです。
当社は、COVID-19感染対策とその効果に対する不透明感を考慮し、特に欧州で実施される対策の期間と規模がより明確になった段階で2020年度の展望について詳細に発表する予定です。
(1) 恒常為替レートでの算出:成長の額および率は、為替レートの影響を除去することによって算出されます。為替レートの影響は、期間N-1の為替レートで換算された、期間Nの指標の値と期間N-1の指標の値の差と定義されます。
(2) 現在、MRIセグメントとCT/カテーテル検査室セグメントには注射システムと消耗品の売上高が含まれています。
(3) EBITDAとは、支払利息・税金・減価償却・償却控除前利益をいいます。
About Guerbet
私たちは医用画像領域の世界的リーダーであり、患者様の診断、治療に役立てるべく、画像診断およびインターベンショナルイメージング領域で幅広い医薬品、医療機器、デジタルおよびAIソリューションを提供しています。造影剤分野において90年以上の実績を誇るパイオニアである当社は、世界各国に2,800人以上の社員を有しており、売上高の9%相当を研究開発に投じて4つの研究開発センター(フランス、イスラエル、アメリカ)において常にイノベーションに従事しています。また当社(GBT)はEuronext Paris(セグメントB-mid caps)に上場しており、2019年度の売上高は8.17億ユーロとなりました。
将来予想に関する記述
本プレスリリースに含まれている一部の情報は、過去のデータを反映しない、将来予想に関する記述を構成するものです。それら将来予想に関する記述は、見積り、予想、仮定(当グループの現在および将来の戦略ならびに当グループが活動する経済環境についての仮定を含みますが、それらに限られません)に基づきます。それらは、当グループの実際の業績および結果とそれらの将来予想に関する記述によって明示的または黙示的に提示される業績および結果との間に大幅な差異をもたらす可能性がある既知および未知のリスク、不確実性、およびその他の要因を含みます。
それらの将来予想に関する記述は、本プレスリリースの日付時点でのみ有効です。当グループは、将来予想に関する記述の基礎をなす仮定、事象、状況または環境の変化を反映するために本プレスリリースに含まれる将来予想に関する記述の更新または修正を発表する義務または約束を明示的に否定します。本プレスリリースに含まれる将来予想に関する記述は、説明のみを目的とします。将来予想に関する記述および情報は、将来の実績を保証するものではなく、予測することが困難で、通常、当グループが制御できないリスクおよび不確実性を伴います。それらのリスクおよび不確実性は、研究開発、将来の臨床データ、分析(販売が認可された後のものを含みます)、規制当局(例えば、米食品医薬品局または欧州医薬品庁)による決定(薬剤、工程または生物学的製剤等の候補製品にについて提出された申請を承認するか否か、またはいつ承認するかについての決定、ならびに候補製品の入手可能性または商業的可能性に影響する可能性があるラベリングおよびその他の要因に関する決定)に固有の不確実性を含みますがそれらに限られません。当グループの事業に関するリスクおよび不確実性についての詳細な説明は、2018年4月25日にフランス金融市場庁(AMF)に提出された当グループの登録書類(番号:D-18-0387)の第4章の4「リスク要因」で閲覧することができます。
グループのウェブサイト(www.guerbet.com)で入手可能です。