2022年度決算報告
アクティビティ
- 収益は9%増の7億5,330万ユーロ、恒常為替レート(CER)で1.1%減
- 米ローリー工場の生産遅延による影響を受けるもアジア地域およびインターベンショナルイメージングにおいて堅調に推移
期待に沿う収益性
- EBITDAマージンは8%で、昨年10月に発表された13%~14%内で好調に推移
2023年の展望
- 収益:対前年同期比およびCERベースで5%超の成長が見込まれる
- 修正後のEBITDAマージンは11%程度と予想されるが、2024年には2021年(4%)を上回る水準まで回復する見通し
2023年3月22日 ヴィルパント – 造影剤および医用画像領域の世界的リーダーであるゲルべ社 (FR0000032526 GBT)が、2022年度の連結決算を発表しました。報告収益は、為替のプラス影響2,930万ユーロを含む、前年比2.9%増の7億5,330万ユーロとなりました(およそ半分に当たる1,420万ユーロはドル高の影響)。CERベースの収益はグループ全体で前年比1.1減となりました。
収益変動の要因は以下の通りです:
- 米ノースカロライナ州ローリー工場において上半期の採用が難航し、附随する研修に一定期間を要したことで一時的に生産量が減少した
- 9月21日にFDAの製造販売承認を取得したEluciremTMの製造を優先するために製造ラインを変更(「ファスト・トラック」プロセスによる承認取得)。これにより主にOptiray®および同プレフィルドシリンジの製造と、世界各国における販売活動に影響を及ぼした
特に米州では、年間売上高の減少(CERベースで7.5%減)は、すべてローリー工場での生産遅延と数量縮小に起因します。
EMEA(欧州・中東・アフリカ)では、フランスにおける価格引き下げ、および2022年11月のトルコにおける商業活動の一時停止に関連してCERベースで1.9%減となりました。
アジア地域では、第2四半期から直販を開始した中国で販売が加速したことにより(45.6%増)、非常に高い成長率を達成しました(CERベースで8.5%増)。
分野別では、画像診断の年間売上高の変動要因(CERベースで2.2%減)は以下の通りです:
- MRIは、米国におけるDotarem®後発品の影響が懸念されたものの、価格の下落幅はごくわずかに留まり、販売数の増加により増収(CERベースで7%増)となりました。
- X-rayは、 Xenetix®が年間を通じて堅調に推移したもののOptiray®の販売数が減少したことにより、前年同期比4%減となりました。
- インターベンショナルイメージングでは、第2四半期から順調に売上が加速したLipiodol®に後押しされる形で、2022年も非常に好調に推移しました(CERベースで1%増)。
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百万ユーロ単位 連結財務諸表 (IFRS) |
2021年度 |
2022年度 |
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売上高 |
732.1 |
753.3 |
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EBITDA* |
105.1 |
103.1 |
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売上高に占める割合 |
14.4% |
13.7% |
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営業利益 |
38.7 |
(18.2) |
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売上高に占める割合 |
5.3% |
NS |
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純利益 |
32.6 |
(41.1) |
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売上高に占める割合 |
4.5% |
NS |
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純負債 |
217.8 |
270.4 |
* EBITDA = Operating income net amortization, depreciation and provisions.
インフレに直面しながらも良好なEBITDAマージンを維持
2022年は、高インフレの影響を補うために財務基盤を見直したことで事業収益性を維持することができました。特に人件費高騰を抑制する等のコスト管理が(3.4%増)EBITDAマージンの減少を抑制しました。2022年度の売上高に対する割合は13.7%で(前年度14.4%)、昨年10月に発表された13%~14%内で推移したEBITDAマージン率は最終的に13.8%となりました。これには、中国におけるビジネス構造の最適化および販売モデルの変更に関連する特別費用、ならびに昨年11月にMerative社(旧IBM Watson社)との契約を解消したことに関連する補償金(4百万ユーロ)は含まれません。
新たな戦略的優先事項に関連し大幅な資産減損を実施
2022年12月31日現在、グループの営業成績は1,820万ユーロ減となりましたが、いずれもキャッシュフローに影響を与えない項目によるものです。2月に発表された通り、また年初に発表されたインターベンショナル・イメージングと人工知能に関する新たな戦略的優先事項に関連して、2022年はAccurate Medical Therapeutics社、Occlugel社関連およびIBM Watson社と共同開発したソフトウェアに関連する多額の資産減損を計上しており、これらに対する減損は、合計5,880万ユーロとなりました。財務費および安定的な為替差損を考慮した結果、当期純利益は-4,110万ユーロとなりました。税金費用は、税務当局からの通達に示された項目のうち450万ユーロを当グループが計上した結果、1,270万ユーロとなりました。グループとして全子会社の税務リスクを検討した結果、IFRIC第23号に基づき440万ユーロの追加税金費用を計上しました。
在庫増加も健全な財務体質を維持、1株当たり0.50ユーロの配当支払
2022年12月31日現在、株主資本の合計は3億8,000万ユーロ(前年同期は4億500万ユーロ)となりました。一方、純負債は主に在庫の増加に起因するWCR増により、2億1,800万ユーロから2億7,000万ユーロに増加しました。これは、インフレ圧力に加え、重要素材の在庫確保とEluciremTMの在庫の両方を見据えたことに起因します。
取締役会は、2023年5月26日の総会で株主に対して1株当たり0.50ユーロの配当を提案する予定です。
2023年:活動を加速する一方でインフレによる事業収益性への影響が見込まれる
生産数の増加に加え、近年見られなかった価格効果の後押しを受けて改善傾向にある造影剤市場において、私たちは今後も収益を伸ばすことができると確信しています。医療従事者のニーズを可能な限り満たす革新的なソリューションを提供することでこの市場に対応すべく、1月に発表したとおり、2023年は3つの主要な優先事項にフォーカスします:
- 画像診断分野での存在感を強める
MRIに関連する革新的な新製品EluciremTMの発売を予定しています。米国ではすでに発売開始されており、欧州では本年後半に販売承認を取得する予定です。
- インターベンショナルイメージングの活動をLipiodol®に再集中させる
既存の適応範囲でビジネス拡大の可能性を追求するとともに、新たな用途および適応症を開発するための研究開発を加速させます。
- AIロードマップを加速
Merative社(旧IBM Watson社)との提携解消後、新たにIntrasense社の株式を取得しました。同社の医療用画像処理ソフトはゲルベのポートフォリオをさらに強化すると期待され、ライセンス契約は今年上半期を予定しています。
私たちは、成長市場において多くのビジネスチャンスを見出してきましたが、同時にヨード供給におけるコスト圧力等の厳しい状況が続いています。2022年には抑えられていたインフレの影響が、2023年にはグループ全体のマージンに大きなマイナス影響を与えることは避けられない見通しです。
このような状況の中、当社は2023年に向けて対前年比およびCERで5%以上の収益成長を見込んでいます。特に、ローリー工場における生産活動が必要な水準まで回復していること、そしてEluciremTMが順調に立ち上がっていることから、上半期よりも下半期に強い成長を期待します。収益性に関しては、修正されたEBITDA/売上高マージン率が11%程度となる見込みですが、2024年には2021年を上回る水準(14.4%)に戻ると想定しています
About Guerbet
ゲルべグループは、人々がよりよく生きるための橋渡しとなるよう、持続的な関係性を重視します。
それが私たちのPurpose(理念)です。
医用画像領域の世界的リーダーとして、画像診断およびインターベンショナルイメージング領域で幅広い医薬品、医療機器、デジタル&AIソリューションを提供しています。造影剤分野のパイオニアとして95年の実勢を誇る当社は、2,800名を超える従業員とともに、常に革新を続けてきました。売上高の9%相当を研究開発に投じ、4つの研究開発センター(フランス、イスラエル、アメリカ)においてイノベーションを生み出しています。ゲルべ (GBT) はユーロネクスト・パリ(セグメントB-mid caps)に上場しており、2022年の売上は7億5,300万ユーロでした。
Forward-looking statements
本プレスリリースには、当グループ経営陣による仮定および予測に基づく、将来の見通しに関する記述が含まれている場合があります。既知および未知の様々なリスク、不確実性あるいはその他の要因により、将来の実績、財務、開発および売上状況と、これらの予測に関する記述との間に著しい差異が生じる可能性がありますが(ゲルべのウェブサイト(www.guerbet.com)で入手可能なゲルべの公開文書に記載されているものを含む)、当グループは、それらに関して本プレスリリースに記載された将来予測に関する記述を更新または修正する義務を負わないものとします。